じっくり語り語られてみよう エントリーNo.16

イベント 『じっくり語り語られてみよう』 に参加し,
作品について語っています.
作品へのネガティブな表記・ネタばれを含む場合がありますが,
イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.
他の方の語り記事一覧 → 『No.16: 伊織と千早と蒼い鳥
 

 
tloP
 
 
まず、語る側である私の事前情報を。
1:「アイマス」の遍歴は↓をご参照ください。
 
マイリストから見るアイマスにハマっていく過程
http://d.hatena.ne.jp/sabushin/20081011/1223715653
 
2:「tloP」の作品に関してはi@コラ作品やカクテル作品を拝見しました。
この動画は今回初視聴です。
このような人間が語ります。参考にする・しないはおまかせします。
 
続いて、語られる側のtloPによる【語り視点の注文】を確認。
コース1
この動画には背景があって、それはショートストーリー(以下SS)という形で用意されています。
動画はSSを読まなくとも楽しめるようにはつくりました。
SSを読む前と後で、動画に対する印象は変わったでしょうか?
SSを先に読まれた方は、動画に対してどんな印象を持たれたでしょうか?
 
コース2
フェードアウトするこの動画のラストには、当初セリフが入っていました。
見た後の余韻を残すため、アップした最終バージョンはそのセリフをカットしてあります。
もしここにセリフを入れるとしたら、どんなセリフを入れたいと思いますか?
伊織のセリフ? 千早のセリフ? あるいは二人のセリフ?
SSを読む必要は全くありません。動画から感じた印象だけでも十分です。
そのセリフと、そのセリフを入れたいと思った理由を教えてください。
 
両方やりたいところではあるんですが、コース2だけで。
SSは後日、読ませていただきます。
 
 
まずはこの動画を観た感想を。
冒頭の「あなたに蒼い鳥は歌えない」という言葉で鮮烈な幕開けを見せ付けられる。
始まってからの展開ではカメラの動きがとても多い。
目元、顔アップ、お互いを交互に映し変えたり、俯瞰へズームアウトしたりetc
「蒼い鳥」のノーマルPVって全体的な動きは他のノーマルPVと比してスローだから
こういう視点をガンガン動かす見せ方はおもしろいと思いました。
 
続いて間奏でストーリー部分を暗示させる文字が躍る。
冒頭の言葉から繋がる2人の対峙。
伊織「私は飛ぶ」
千早「それなら飛んでみせて」
 
この間奏部分の文字乱舞に合わせて全体が忙しない構成になってるのかな、
とか思いました。
結構駆け足じゃないと、間奏部分に入りきらないかなと。
勿論、文字と画面演出などの情報量の多さが間奏を引き締めて、
後半へ一気に雪崩れ込み、視聴する人を最高の精神状態へ導いてます。
2人の交差ジャンプは鳥肌でした。
 
ラストのサビは2人を重ねてユニゾンの高さを演出してますね。
カメラワークを主体とした「蒼い鳥」の新しい見せ方に感動しました。
 
 
いよいよ本題の「ラストのセリフ」です。
ストーリー部分を妄想すると、歌詞の
「群れを離れた鳥のように
明日の行き先など知らない
だけど傷ついて血を流したって
いつも心のまま ただ羽ばたくよ」
を前半で伊織は歌ってません。
 
つまり、千早が「あなたには歌えない」と言った部分がココなのかなと。
だからこそ後半はこの部分から始まるんだと思いました。
 
そして、後半で伊織が歌ったこの部分、「蒼い鳥」には無いフレーズが入ります。
「誰もが知る場所で(も)」「地図には無いから」「今を信じて」
「Here we go」のBメロ歌詞ですね。
歌詞の意味を考えると「蒼い鳥」も「Here we go」も
「自分にとって未知の場所へ向かって、信じて進む」という意味にとれます。
だから、最後に「羽撃く」で2人は同時に「飛ぶ」わけですね。
 
これらを踏まえて、私が考えたセリフがこちらです。
 
 
伊織「どう?ちゃんと飛べたでしょ?」
千早「まだ地に足がついてないわね」
 
 
伊織にとっては初めての「飛ぶ」感覚だったので浮ついたことを
言ってしまい、千早に軽くあしらわれるの図。
(でも、「飛んだ」ことは認めている)
ちょっと捻りすぎたかな?