じっくり語り語られてみよう エントリーNo.22

イベント 『じっくり語り語られてみよう』 に参加し,
作品について語っています.
作品へのネガティブな表記・ネタばれを含む場合がありますが,
イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.
他の方の語り記事一覧 → 『No.22: 春香 Catch Up Dream!
 

 
DricasP
 
 
まず、語る側である私の事前情報を。
1:「アイマス」の遍歴は↓をご参照ください。
 
マイリストから見るアイマスにハマっていく過程
 
2:「DricasP」の作品に関しては今回が初めてで、
この作品も初視聴です。

3:春香のコミュについて、観たことはありません。
 
このような人間が語ります。参考にする・しないはおまかせします。
 
続いて、語られる側のDricasPによる【語り視点の注文】を確認。
「君」とはいったい何なのでしょう?

この作品は、春香のAランクアップコミュからエンディングに向かう
ストーリーを表現しています。
そして、私なりに考えた
「なぜ、春香は他のアイドルと違ってあのようなエンディングなのか」という
回答を出してみた作品でもあります。
その中で重要となるキーワードが、歌詞の中で何回も出てくる「君」という単語です。
「君」とはいったい何のことを指しているのでしょうか?
そして、「君」は何なのかということを踏まえて、この作品の感想をお願いします。

もちろん、私の考えと違う「君」だとしてもかまいません。
この作品を見て感じた「君」を教えてください。
 
 
まず、こちらから歌詞を引用し、
動画と照らし合わせながら見てみる。
 
イントロ
ステージに立つ春香。
活動停止とお別れコンサートを計画するプロデューサー。
 
穏やかな風吹いて ふと空を見上げたら
懐かしい「君」がいた

 
曲に合わせて踊る春香。
 
いつからだろう僕は 「君」を忘れたままで
ひたすら長い道を走っていた
あの日誓った夢が 溢れ出したよ
胸で止まっていた時が ほら動き始める

 
全て、春香とのコミュで構成されたパート。
 
きっとI get it! 「君」とまた手をつないだら
どんなに高い壁でも 乗り越えられる
そうさI get it! 可能性の翼広げ
明日へ向かう光をずっと 追いかけてゆくから
 
 
先ほどとは異なる衣装を着た春香がステージで踊る。
 
アウトロ
さらに、普段着の春香がステージで踊る。
最後に春香とのお別れシーンを入れて終わり。
 
 
ストーリーを私なりに解釈すると、
プロデューサーがテレビかなんかで、アイドルとして成長した春香を観た。
「空を見上げたら」というあたりから、自分の手の届かないところまで
成長しているのかもしれない。
そして、セピア調のコミュシーンによって思い出す2人で過ごした日々。
歌が大好きな春香。
サビのダンスシーンはお別れコンサートの一幕で、
アイドルを引退していくシーン(衣装から普段着へ)
そして、思い出されるお別れシーン。
という流れ。
つまり、「君」=春香でこの歌はプロデューサーの心境を歌っている
と、解釈した。
 
 
語りの注文にある
『「なぜ、春香は他のアイドルと違ってあのようなエンディングなのか」という
回答を出してみた作品でもあります。』
という部分を考えようとしましたが、『他のアイドルと違って』という部分に
引っかかりました。
EDはほとんど知らないのでどう違うのか判断できませんでした。
 
ただこの作品のEDだけで考えると、
『プロデューサーから教わったことを無駄にしないためにアイドルを続ける』
いつも前向きな春香にふさわしい発言に思えるし、
『もっと大きくなってまたプロデュースしたいって思ってもらえるように』
成長すればプロデューサーが振り向いてくれると健気な感じで、
そして、冒頭のように春香はアイドルとして成長した。
 
プロデューサーにとってはお別れコンサートに築いた「記念碑」から
時が止まってしまっていて、再び春香と共に歩むことで
前進できると考えてる。
いや、むしろ「明日へ向かう光」が春香そのもので
それを追うことが自分を前進させるモチベーションと考えてるのかもしれない。
春香の前向きさを受け取ることのできる清清しい作品。
 
 
ただ、1つ悩んでしまったことがある。
それはラストにEDを入れたこと。
春香との別れによって時が止まってしまい、久しぶりに成長した春香を見て
自分も成長しなければと考えた。
ここで完結せずに、最後にEDを入れると再び時が止まってしまうのではないか。
この曲の歌詞が非常に前向きであるが故に、ラストにEDを持ってくる演出が
私の解釈から行くとちぐはぐになってしまう。
 
前提として書いたストーリーが間違っているのか、とも考えたが、
他のエピソードを作り出すことが出来なかった。
どのように考えてもこの無限ループから抜け出せなくなってしまい、
気づけば返答期限orz
結局、自分の中でこの部分だけが引っかかって結論付けることはできなかった。
固定観念に勝てない自身の発想の貧弱さを改めて思い知った次第。