丁寧な演出が冴え渡るハイクオリティドラマ

2009上半期ニコマス20選:その3
 
オンセンロボP

 
2009上半期で最も衝撃を受けた作品です。
やよいとカイジのキャラが、自然な会話を繰り広げる捏造コミュMADです。
 
北斗にしろ、ブロリーにしろ、兄貴にしろ、
微妙に噛み合わないようで噛み合ってるような会話がおもしろいという
様々な「MADアイマスプロデューサー」作品を見てきました。
ですが、この動画はその中でも抜きん出た作品だと思います。
 
やよいの不安を煽るようなカメラワークや、
瞳の光を失くしたり、涙の跡をつけたりなど、
細かい演出で視聴者に、やよいへの憐憫の情を植えつけます。
 

 
さらには、どっきりカメラかと思ったやよいが
アピールでカメラを見つける振りをしたり、
3つの選択肢を出して現実逃避をしたりと、
1つ1つのアイディアが新鮮。
何よりもその自然すぎる会話が秀逸です。完全にフルボイス
諸手を挙げて凄いと、言わざるをえません。
最後には、まっすぐさんが登板してほっとした流れになってます。
 
緻密な演出とそれによる視聴者の心の揺さぶり方に感動しました。